米国Green Card永住権抽選(DV-2024)
今年も、アメリカの永住権(グリーンカード)が抽選で当たる、DV-2024プログラム (DIVERSITY IMMIGRANT VISA PROGRAM)の時期が来ました!
年に一回しかなく、申請(応募)期間が短いので、ご希望の方は、早めに応募するよう、ご注意ください。
申請期間:2022年10月5日12:00 ~ 2022年11月8日12:00まで(アメリカ東部標準時間)
DV-2024の申請受付は、終了いたしました。
アメリカの永住権(グリーンカード)抽選とは?
投資も就職も必要なく、オンラインで抽選に応募するだけで、米国の永住権(グリーンカード)を取得できるチャンスのある宝くじのような制度のことです。
アメリカの国務省は、無作為のコンピューターによる抽選により当選者を決定します。審査ではありません。
移民国籍法第203条(c)に基づき、アメリカ政府が特定の国の方を対象にして、アメリカに移住してそこで生活・就労するための候補者を誘致するために毎年企画するプログラムです。多民族移民国家のアメリカらしい面白い制度です。
今年2022年は、「2024年度グリーンカード抽選会(DV-2024)」の実施となります。 DV-2024では、最大55,000人の候補者に、ビザが当たることになっています(実際は5万人程度と言われています)。このプログラムへの登録には一切費用はかかりません。
ビザ抽選の対象者
まず、出生国による制限があります。どこの国出身者でも応募できるわけではありません。
アメリカ国務省は、移民国籍法第203条(c)の規定に基づき、「移民の多様性」を担保するために、歴史的に米国への移民率が低い国からの移民のみを受け入れることを定めています。
具体的には、次の国で生まれた方は、応募対象外です。
- バングラデシュ
- ブラジル
- カナダ
- 中国(香港を含む)
- コロンビア
- ドミニカ共和国
- エルサルバドル
- ハイチ
- ホンジュラス
- インド
- ジャマイカ
- メキシコ
- ナイジェリア
- パキスタン
- 韓国・朝鮮
- 英国(北アイルランドを除く)及びその従属領
- ベネズエラ
- ベトナム
上記は、「対象外」です。お間違いなく。
※マカオ特別行政区 及び 台湾(中華民国国籍者)の出身者は、抽選対象となります。
あなたは「中国」国籍者で、応募資格は無いだろうと、がっかりしたかもしれません。
残念がるのはまだ早いです。「中国」のパスポートを持っているからといっても、応募資格がないとは限りません。
あなたは、中国人の両親の下で、「日本で出生」した場合は、応募できます。国籍ではなく、出生国であることを確認してください。
また、あなたの両親のどちらかが、対象国で出生している場合(例えば、日本出生)も応募できます。
さらに、あなたの配偶者が、日本人であったり、台湾人であったり、対象国生まれであれば、配偶者として申請できるかもしれません。その場合には、応募の際に配偶者といっしょに応募する必要があります。
経歴の要件
まず、満18歳以上であること。
そして、高等学校またはそれと同等の教育課程(12年修了)卒業であること。
もしくは、過去5年以内に2年間の適格性のある職務経験があること。
かなりハードルが低く、広く間口が開かれているかと思います。
当選確率を上げる方法
夫婦ともに、応募資格がある場合には、家族で申請するのではなく、夫と妻がそれぞれ単体で申請すると、複数応募できることになり、当選確率がアップします。
ただし、応募は、登録期間中1人1回のみ登録が可能です。複数回登録された場合は、失格となります。間違いのないようにしてください。
申請方法
米国国務省の公式ウェブサイトから応募します。
申し込み期限前ぎりぎりは、応募が殺到することが予想されます。早めに申し込むことをお勧めします。
必要書類
① 6ヶ月以内撮影の申請人、配偶者、子のデジタル写真 各1枚
写真は以下の仕様を満たす必要があります。また、加工した写真は認められません。
- アメリカビザ用写真サイズ 5×5cm
- JPEGファイル(白または明るい背景)
- ファイルサイズ240KB以下
- 色深度24bit
- 解像度600×600ピクセル
② 各人のパスポート情報ページのコピー(電子ファイル)
③ オンライン上で、基本情報を記入します。
これで終了です。あとは、来年5月の抽選結果発表まで待つだけです。
DV-2024の申請受付は、終了いたしました。