中国人の夏威夷観光ビザ(10年ビザ)

日本在住の中国人の方が、夏威夷(HAWAII)に観光に行く場合、

事前に美國大使館でビザの取得が必要です。

なお、GUAM(关岛 / 關島)に行くためにも、同じビザ申請が必要です。

行政書士が、申請方法について解説します。

YOKOYAMA
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中国の護照をお持ちの方は、10年の美國簽證が取得できます。

申請の流れ

申請の流れは大きく分けて次の4段階になります。

  1. DS-160申請書を、オンラインで記入し、送信する
  2. ビザ申請手数料を支払う(信用卡等)
  3. 面接の予約をする
  4. 書類を準備して、大使館に面接に行く

詳細につきましては、美國大使館のページ がわかりやすいです。

留学簽證の説明になりますが、手順の動画もあり、参考になります。

次に、DS-160申請書の記載方法について、詳しく見ていきます。

DS-160申請書記載方法

オンライン申請書であるDS-160は、Apply For a Nonimmigrant Visa のページから入力していきます。

非移民簽證申請のページ

英語ページになりますが、プルタブから中国語を選択することもできます。

その場合、網頁そのものは中国語にはなりませんが、

質問部分で、ポップアップで中国語が随時表示されるようになりますので、

英語が読めない方でも、質問に回答していくことができます。

申請場所

まずは、申請場所を選びます。

東京の方は、「JAPAN, TOKYO/SAPPORO」を選びます。

なお、美國大使館は、東京都港区赤坂にあります。

Application ID(申請番号)

最初の段階で、

Application ID(申請番号)

が発行されます。これは、その後に必要となる番号ですので、

メモをしておくか、印刷しておくとよいでしょう。

質問に回答

そして、一つ一つ質問に回答し、個人情報を入力していきます。

質問事項は、次の段落に分かれています。

  • Personal
  • Address and Phone
  • Passport
  • TravelTravel Companions
  • Previous U.S. Travel
  • U.S. Contact
  • Family
  • Work / Education / Training
  • Security and Background

時間がかかりますが、

慎重に、正しく回答してください。

父母の名前といった質問もあります。

中には、これまでの職歴や、学歴など、履歴に関する質問もありますので、

ご自身の履歴書を、近くに置いておくとよいでしょう。

ビザの種類

途中の質問では、ビザの種類を尋ねる質問があります。

観光目的での渡航の場合は、

TEMP. BUSINESS PLEASURE VISITOR (B)

TOURISM/MEDICAL TREATMENT (B2)

を選択します。

いわゆるB2ビザになります。

写真のアップロード

証明写真も、オンラインでアップロードします。

写真データについては、サイズ等、細かい規定がありますので、

詳しくは、Photo Requirements  のページを確認してください。

確認ページの印刷

写真もアップし、すべての質問に回答しましたら、

回答に間違いがないかを確認して、

申請書の作成は完成です。

申請が提出され、写真付きの確認画面が表示されますが、

これはビザではありません。

ただし、大使館での面接の際に、

印刷したものを持っていく必要がありますので、

印刷しておきます。

申請費用の支払いと面接の予約

申請費用の支払いと面接の予約も、

オンラインでできます。

しかし、先ほど記入したDS-160の申請ページとは別のページになりますので、

ご注意ください。

申請費用の支払いと面接の予約は、米国ビザの申請ページ からログインします。

費用の支払いは、クレジットカードでできます。

ただし、JCBなど一部のカードは使えませんので、ご注意ください。

支払いと、面接の予約が済んで、初めて大使館に行くことができますので、

頑張って手続きを進めてください。

面接はいつ予約できますか?

米国大使館・領事館の面接の予約がいつとれるか?という問題については、旅行の日程もあるので不安に思うことがあるでしょう。

実際の面接の予約は、DS-160の申請が完了し、申請費用を支払ってからしかできませんが、アメリカ合衆国国務省のホームページから、混み具合の目安を調べることができます。

こちらのサイトで、東京の米国大使館であれば「TOKYO」、大阪であれば「OSAKA」と入力すると、Visitor Visa(訪問ビザ)の場合、アポで待たなければならない日数が表示されます。

東京は面接の予約が1か月先まで埋まっているが、大阪だと来週予約できるという場合もあるので、活用してみてください。

なお、札幌(SAPPORO)など地方の場合は、そもそも面接の枠が少ないため、なかなか予約が取れないことが多いようです。

面接に持っていく書類の準備

面接の予約が済みましたら、

当日、持参する書類の準備も忘れずに行います。

日本で居住する中国人の方が、夏威夷に行くための観光ビザ申請に必要な書類は、

以下の通りです。

  1. DS-160確認ページを印刷したもの(オンラインで作成)
  2. 面接予約確認ページを印刷したもの(オンラインで作成)
  3. 現在有効なパスポート
  4. 過去10年間に発行された古いパスポート
  5. 証明写真1枚(5cm×5cm、6ヶ月以内に撮影した背景白のカラー写真)
  6. 在留カードの両面のコピー
  7. 招待状(観光の場合は不要)
  8. 財政証明(例:給与明細書及び預金の出し入れが記載された銀行通帳など)

1、2番については、

オンラインで申請書作成、面接予約の過程で、プリントしたものになります。

これ以外にも、家族が同行する場合には、

家族関係を証明する戸籍謄本、出生証明書なども必要になります。

もちろん、日本語や英語以外の書類は、

英語への翻訳文が必要になります。

また、大使館に提出する際には、クリアファイルに入れて提出しますが、

書類の順番(並べ方や向き)、写真の留め方まで細かい指示があります。

大使館での面接

大使館での面接については、

本人が直接出向く必要があります。

原則、同行者は、入館することができません。

面接は、待ち時間もかかりますので、

時間に余裕をもっておいた方がよいでしょう。

面接の結果は、

その場で、許可または不許可を教えられます。

パスポートは後日、郵送で返却されます(別途郵送費の支払いが必要になります。現地で受領する方法もありますが、受領場所が大使館ではなく別の場所です。現地受領は時間もかかるようですので、郵送を選択するのが良いでしょう)。

パスポートが届いたら、ビザの確認

1週間程度で、レターパックが、登録先の住所に届きます。

パスポートにビザが貼ってあるのを見るのはうれしいですね。

届きましたら、ビザ情報が正しいかどうかの確認をします。

確認項目は、以下の通りです。

中国人で、10年の観光ビザを取得できた場合は、

EVUSの登録が必要ですので、渡航前に忘れずに対応ください。

ビザのシールがパスポートに貼られても、

まだ終わりではないんですね。大変ですが、もう少し頑張りましょう。

EVUSの案内については、下記をご覧ください。

終わりに

以上が、夏威夷の観光ビザ取得の流れになります。

いかがでしたでしょうか?

お気軽にご相談ください。

Email: info@lawoffice-yokoyama.com

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