蘭州ラーメン店で就労ビザを取るには?

2018年になって日本全国で大ブームの兆しを見せている、

中国甘粛省又は青海省の名物料理といえば、「蘭州ラーメン」です。

あっさりとした牛肉や、ピリ辛のラー油、そして山盛りのパクチー(香菜)にハマっている人も多いのでは?

一部の人気店では、行列が絶えなかったり、場所が悪いのにわざわざ足を運んだりしているようです。

中国では、いたるところに蘭州ラーメンのお店がありましたが、

日本ではまだまだ少なく、手軽に食べれるようになればうれしい限りです。

 

さて、「蘭州ラーメン」のお店で働くためのビザについて、説明していきます。

大きく分けて2種類のビザが考えられます。

一つは、蘭州ラーメン店の経営者として、店舗運営を行う場合は、経営・管理ビザを取得することができます。

もう一つは、蘭州ラーメン店の料理人(蘭州拉麺師)として、店舗で実際に調理する場合は、技能ビザを取得することになります。

 

蘭州ラーメン店の経営者のためのビザ

蘭州ラーメンを経営するのも、「経営・管理」の在留資格(経営・管理ビザ)に該当します。

もちろん、当然、通常の経営管理ビザ取得のための要件を満たしていることが必要です。

主に次の要件すべてを満たす必要があります。

  • 蘭州ラーメン店の経営者となること(ラーメンを作る料理人ではビザは許可されません)。
  • 店舗(事業所)が日本に確保されていること。
  • 出資額(資本金額)が500万円以上であること(新規店舗開業では実際には倍以上の資金が必要になります)。
  • 事業計画・人員の面で、蘭州ラーメン店の運営が実現できるものであること。

ポイントは、営業開始していないものの、いつでも営業開始できるような状況まで準備を整えておく必要があるという点でしょう。

蘭州ラーメン店であれば、次の項目にもつながりますが、熟練の職人の雇用が内定しているとか、調理場に手打ち麺を打つ場所が用意されているとか、独特の調理法、メニューを売りにしているとか、いかに特色を出すかがポイントとなってくるでしょう。

 

蘭州ラーメン職人「蘭州拉麺師」のビザ

蘭州ラーメン職人のビザは、「技能 (Skilled labor)」の在留資格(技能ビザ)に該当します。

技能ビザとは、料理人に限らず、法令で規定されているさまざまな熟練労働者のためのビザということになります。

そして、その熟練した仕事は、日本ではなく、外国に特有な産業で、日本ではマスターすることができないか、または困難な分野の仕事である必要があります。

さらに、単純作業では熟練した仕事に該当しませんので、レストランのキッチンで皿洗いをすることがメインであればビザは許可されません。ホールや皿洗いスタッフは、ビザの影響を受けない方を雇用してください。

 

主に次の2つの要件を満たす必要があります。

一つは、その料理人が、蘭州拉麺師として、10年以上の実務経験があること。

これは、中国の教育機関において、蘭州ラーメンの調理又は食品製造に係る科目を専攻した期間を含みますので、蘭州拉麺の培訓学校(専門学校)等で学んだ期間もカウントできます。そして、中国国内外の蘭州拉麺品牌企業(専門店)での勤務歴の期間の証明がポイントとなるでしょう。

2つ目は、日本で「蘭州ラーメン」の専門店であること。

ただの日式ラーメン屋はもちろん、桂林米粉の店や、雲南米線のお店では、蘭州拉麺師の技能を活かせないので、要件を満たしていないことになります。

うちは、ファミレスだけど、メニューに一品「蘭州ラーメン」を加えました!というお店も、許可は難しいでしょう。

また、味噌ラーメンやちゃんぽんの調理は、外国に特有な分野には該当せず、技能ビザに該当しませんので、ご注意ください。

 

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